一見うまそうみえる西のトイツ落としは、オーラスマイナス者の打法。
手を遅らすのでトップ走者の打法ではない。ここは打五筒とし、西が出ればすかさずポン、
しかしその前に三索が入ればドラ切り勝負が実戦打法。
１万２０００点プラスのトップで迎えた南４局の西家。ところが２位との差はわずかの２０００
点とあって、もしここで連荘を許せば、まず立場は逆転する。
図は、早く逃げ切りたい思いの西家の手牌で、７巡目のツモが三萬。
ところでこの手、次に三策が入ると２３４の三色完成となるが、ドラが１枚不要となる。
そこで、ドラ２枚を生かそうと思えば打四策として西ポンテンの手が浮かぶが、ではこれで
よいのだろうか。
