中日スポーツより転載
   2007.10.17掲載

ドラ

ツモ

石井新一
  新日本麻雀連盟会長

解答

11.13更新

 南場の中盤に差し掛かってマイナスの深い北家。不発に終わっても少しでも高点を求め
たい。そこで、狙いはドラが九萬だけにマンズの一通が本命、次いで456の三色。
 切る牌はまず八索で、七索を後にしたのは567三色に変化する時があるからだ。
 1万5000点マイナスの最下位で迎えた南場2局の北家。トップ南家までは2万5000点。
前局が2回目の親番であったので、もう親番は回ってこない上に、南場に入って大きくマイナス
の北家。ここで、いたずらに安手をアガって局を進めれば、トップが喜ぶだけ。これは封印だ。
 図は、ラスから浮上しておきたい思いの北家の手牌で、6巡目のツモがカン二萬。
そしてここで、打八萬か打六筒と構える打ち手は、自分の立場を考えない人。では、どう打つ